毎日、適度な運動を!

骨粗しょう症を予防する重要な要素のひとつが、適切な運動です。それではどんなことに気をつけて、どんなふうに動かせばいいのでしょうか。骨は人の身体の運動や体重を支えるのに必要な量や形態、強度が確保されるようになっています。つまり骨に大きい力(「押す」「引っぱる」「曲げる」「ねじる」等)を加えると、それに対応して骨量は増加するという仕組みになっています。

同時に運動で血行がよくなることで骨内の血流も増加し、骨形成も促進されます。もちろん適度な運動が、骨だけでなく心身の健康にも大きく貢献することはいうまでもありません。逆にいえば、重力が取り除かれたり運動量が極端に少ないと、骨に対する刺激が減少するため、骨量低下が起こります。

たとえば宇宙飛行による無重力状態や、寝たきりの状態が長く続くと、急激に骨量は減少してしまうのです。 骨粗しょう症の予防にはカルシウムなど食生活を見直すことのほかにも運動することが挙げられます。何故、運動が骨粗しょう症の予防によいのでしょうか?それは運動することで骨が強くなるからです。

ただし、過度の運動は逆効果です。骨密度の低下防止にとくに有効な運動は、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどです。毎日約30分~1時間程度続けることが大切です。また日常生活のなかで階段の上り下りや散歩などを取り入れ、運動量を増やすだけでも効果があります。十分な栄養とカルシウムを取り、日光を浴びながらウォーキングやエアロビクスをすることで骨にも健康を取り戻しましょう。

骨粗しょう症 新着情報

骨粗鬆症になることは防げないのでしょうか。残念なことに老化によって骨量の減少は誰にでも起こることです。しかし、最大骨量が高ければ、骨量が減ったとしても骨粗鬆症になる危険ゾーンに入ることはないといえるでしょう。最大骨量を高くするためにはどうしたらよいのかというと、子どものころから栄養や特にカルシウムをきちんと摂ることが大切です。

また、骨量が減少しはじめたとしても生活習慣を改善することによって減少のカーブを緩やかにすることが可能です。そして骨粗鬆症を予防することとが可能になります。骨粗鬆症は高齢者、とくに閉経後の女性に加えて、次のような人に多く発症しています。近親者に骨粗鬆症の人がいる人です。これは遺伝と骨粗鬆症を招く生活習慣が家族で似ているためです。

また小柄でやせている人です。これは骨量が低い上、重い重力が骨にかからないので骨が弱い人が多いことがあげあれます。あとは下痢をしやすい人です。とくに牛乳を飲むと下痢をする乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)の人の場合は、カルシウムを摂取しにくい体質なので骨粗しょう症になりやすいといわれています。

骨が減っていくメカニズムについてご紹介します。骨の主原料であるカルシウムはその99パーセントが骨にあります。そしてカルシウム量を調整したり貯蔵するといった役割をもっています。残りの1パーセントは血液の流れにのり、全身の臓器の機能を正常に保つというような重要な役割を担っています。 血液中のカルシウムが不足してしまうと骨に緊急指令が出されますのでカルシウムを放出します。

無理なダイエットなどをすることによって骨のカルシウムが放出されると、残存量が限界を超えてしまい骨がスカスカな状態になってしまいます。骨は新陳代謝が活発に行われていますので1つの骨が新しい骨に変わるのには約4ヶ月かかります。そして骨の細胞の中には、骨を作る細胞と骨を壊す細胞があって2つの細胞がバランスよく働くことによってつねに丈夫な骨を保つことができています。

この新陳代謝をサポートする助っ人が、「活性型ビタミンD」や「エストロゲン」「副甲状腺ホルモン」などです。ビタミンの摂取やホルモンの分泌が老化などによって減少してしまうと骨量が減ってしまうのです。骨量は成長とともに徐々に増えていき20歳くらいまでに形成されます。そして20~40歳でピークを迎えてから緩やかに減少していきます。

40歳以降の骨量の減少は老化による自然な現象です。そして、内臓の働きが衰えて腸管からのカルシウム吸収が低下することや、骨を作る細胞と骨を壊す細胞のバランスが乱れることもあります。また、細胞の働きが低下するために起こります。女性の場合には閉経後、骨量が急激に減少してしまいます。これはエストロゲン(骨が壊れるのを防ぐ女性ホルモン)が、閉経とともにほとんど分泌しなくなるためです。

骨粗鬆症ってどのような病気なのでしょうか。骨粗鬆症とは骨の量が減ってしまいスカスカになった結果、骨がもろくなってしまうという病気です。骨量というものは健康な人でも加齢とともに減少してしまいます。しかし、同年齢の人よりも骨量が減ってしまい骨の密度が著しく減少した状態を骨粗鬆症とよんでいます。日本の骨代謝学会の診断基準によれば若い人の平均骨量の80%未満を「骨量減少」と呼んでいます。

そして、70%未満を「骨粗鬆症」としてよんでいます。発症率は40歳代で約1割となっており50歳代で約2割で、60歳代になると3人に1人が骨粗鬆症にかかっているといわれています。骨粗鬆症の大きな特徴つぃては、初期の段階ではほとんど自覚症状がないということです。それは本人が気づかないうちに進行してしまいます。そして突然として、ちょっとしたことで骨折してしまうケースも多いのです。

現在では、寝たきりになる原因の第2位が骨粗鬆症となっています。ちなみに1位は脳内血管障害です。骨粗しょう症でおこった骨折は通常の骨折とは異なるのでしょうか。骨粗鬆症による背骨(脊椎・せきつい)の骨折というものは、圧力がかかってしまい徐々に縮んで腰や背が曲がる「圧迫骨折」を起こしてしまいます。初期は背骨や腰に慢性的な鈍い痛みを感じます。やがて体の重みから骨が変型してしまいます。その部分がまわりの神経に触れてしまうため、刺すような痛みを感じることもあります。このような痛みを感じたら、すぐに病院で検査を受けるようにして早めに治療を行ったほうがおいでしょう。