骨粗しょう症の検査は、まずは骨密度が測定されます。測定法としては、X線を使ったDXA(デキサ)法、MD(エムディ)法、超音波を使った超音波法があります。どれも苦痛がなく短時間で行われる検査法です。
また、骨が壊され・作られる状態を、血液や尿の検査で調べる骨代謝マーカーという診断方法もあります。エックス線や骨代謝マーカーでは、骨粗しょう症以外の病気が潜んでいないかどうかなども診断していきます。このほかに、レントゲン撮影で骨折の有無が調べられたり、血液検査、尿検査や身体測定も行われます。
血液検査と尿検査は、骨粗しょう症を他の病気と区別するためにも行われます。身体測定は、25歳のときの身長と比べどのくらい縮んでいるか診断します。これは骨粗しょう症の指標になります。骨粗しょう症の診断には、生活習慣も重要な手がかりとなります。過去の健康状態(既往歴)、普段の食生活、運動習慣などが聞かれますので、検査前に整理しておきましょう。
骨粗しょう症の診断は、骨量測定だけではなく、問診や圧迫骨折骨があるか、もし痛みがある場合は、骨粗しょう症が関係しているかなど、胸椎と腰椎のエックス線を使って検査します。検査の結果骨粗しょう症または骨量減少と診断された場合は、できるだけ早く治療や骨折予防対策を始めましょう。適切な治療や生活習慣の改善により、骨密度の低下をくい止めることができます。骨折予防は寝たきりになるのを防ぎ、健康な生活を送るうえでとても大切です。
骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。
人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。
ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。
