骨粗しょう症は遺伝する?

骨粗しょう症は遺伝するのか?という疑問が多いようですが、家庭での食生活の中で、乳製品を摂る機会が少なかったり、魚をあまり食べないなどの小さい頃からの食習慣があると家族全体が骨量低下しているという事もあるようです。

このような場合は、遺伝子は関係していないので、生活習慣を改善する事で骨粗しょう症を予防できます。しかし、中にはごくまれに、生まれつき骨密度が少なかったり、骨にカルシウムがつきにくい家系などがあり、この場合は遺伝する可能性もあります。

骨についてもビタミンD受容体の遺伝子多型やコラーゲン遺伝子の多型の分析などいろいろな研究が行われていますが、まだ結論やこれで大丈夫といった画期的検査法といったものはでていないのが現状です。

ただ、確実にいえることは、母親に骨粗しょう症の症状あり、母方の親族に骨粗しょう症による骨折があるという人は、かなり骨粗しょう症の頻度が高くなるということです。そういう人は、なるべく早めに骨量を測定して、自分の骨の状態を知っておくことが大切ですし、場合によっては早期治療の必要もあります。

骨の丈夫さにおいても、遺伝的要素も影響するといわれていますが、実際に骨粗しょう症になるかは、すべて遺伝的要素によるわけではありません。骨代謝を活発にできる遺伝子を持っていても、食事で取り込むカルシウムが少なかったり、骨代謝を妨げる生活習慣を続けていれば発症する可能性があるからです。

骨粗しょう症予防ガイド 新着情報

骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。

人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。

ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。