骨粗しょう症は、若い頃に無理なダイエットをしたり、子供の頃から、「運動嫌い」だったような人が、発症する可能性が非常に高いといえます。20代の思春期と呼ばれる時期に、どのような食生活を送っていたのかが、将来に多大なる影響を与える可能性があります。骨粗しょう症という病気は、若い頃にどれだけカルシウムを積極的に摂取してきたかが非常に大切なのです。
カルシウムは普通、1日600㎎摂取するようにしなければなりません。しかし、若い20代の女性達は、1日600㎎どころか、半分程度も摂取できていない場合もあります。この年代の女性に特徴的なスリムになりたいという切実なる願いから、無理なダイエットをする傾向があります。しかし、この無理なダイエットにより、大変なことになる可能性があることを考えなければいけません。
女性にとって、とても大切な生理に影響する場合があります。それは子供が産めなくなってしまうかもしれないということです。女性の体は、初潮を迎えてから、毎月生理が来るようになりますが、無理なダイエットをすると、体が栄養失調の状態になり、負担が著しく大きい生理を止めてしまう場合があるのです。
さらに生理が止まるということは、女性ホルモンの分泌がうまくいかなくなるということであり、この女性ホルモンは、骨からカルシウムが溶け出してしまうのを防ぐ働きがあります。したがって、女性にとって無理なダイエットをするということは、体をボロボロにしてしまう行為なのです。
無理なダイエットが影響して、まだ20代なのに、骨量は、60代の閉経後の女性よりも少ない女性が増えているという事実も存在します。若い女性が、無理なダイエットをして、痩せることが出来れば、良かったと思い、そのときは大喜びするかもしれません。
しかし、その裏では、骨量が低下し、骨折するかもしれない危険性が非常に高くなっているということも考えておかなければならない。無理なダイエットは、女性ホルモンの減少をもたらし、女性ホルモンの働きが悪くなることにより、骨の健康にもマイナスになるので、ダイエットはむやみやたらにすべきではありません。どうしても、ダイエットをしなければならない場合は、専門のお医者さんに相談して行うべきでしょう。
骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。
人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。
ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。
