骨粗しょう症は、骨の量が減ってしまい骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気のことです。古くは古代エジプト文明時代からある病気といわれています。近年では、医療の発達や生活環境の発展から寿命が延びて、高齢者人口が増えてきたため特に問題になってきている病気のひとつです。日本では、約1,000万人の患者さんがいるといわれています。
高齢者人口の増加に伴い、その患者さんの人数は増える傾向にあるといわれています。骨の構造から見てみると、皮質骨よりも海綿骨で骨の量の減少が明らかとなってしまいます。海綿骨の量が減ってしまうと、複雑にからみあったジャングルジムのような網目構造がくずれてしまうためあちこちでジャングルジムの「棒」がなくなってしまうため骨が弱くなっていきます。
骨が弱くなってしまうと、ちょっとしたことで骨折しやすくなってしまいます。骨粗鬆症が問題になる理由としては高齢者の寝たきりの原因のうち約20%が「骨折」といわれており、その中でも「大腿骨という太ももの骨の骨折が問題となってしまいます。つまり、骨折をきっかけに寝込んでしまえば骨折が治った後も自力で歩くことがとても難しくなってしまいます。
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骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。
人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。
ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。
