どのような人が骨粗鬆症になりやすいのでしょうか。骨粗鬆症は、多くの原因が複雑に関係するため発症する病気といわれています。そのため、原因をひとつだけに決めることは出来ないと思います。次にあげた各項目は主なものを示しています。まずは加齢です。性ホルモン産生の低下のほかにも、年をとると骨芽細胞と呼ばれる骨をつくるための細胞の働きが弱くなってしまいます。
また、腎臓の働きも低下してしまうため活性型ビタミンDがつくられにくくなってしまいます。そして、食事の量が少なくなってしまうこともあるためカルシウムの吸収量が低下してしまいます。カルシウム摂取量が少なかったり偏食で乳製品をとっていなかったり、また偏食しているために栄養バランスが偏ったりすると、食物からカルシウムなどが十分にとれなくなってしまいます。
また閉経に伴って女性ホルモンが急激に低下してしまうと、破骨細胞と呼ばれる骨を壊す細胞の働きに骨芽細胞の働きが追いつかなくなってしまいます。そして運動不足も原因としてあげられます。適度な運動で骨に刺激を与えてあげると骨は丈夫になっていきます。その反対に、運動しなくなると骨はだんだんと弱くなってしまいます。また日光に当たらない生活もよくはありません。
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骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。
人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。
ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。
