骨の新陳代謝は、皮質骨よりも海綿骨という部分でさらに活発に行われています。そのため、骨代謝に異常がでてしまうと海綿骨でまず変化がおきます。骨粗鬆症では海綿骨の量が少しずつ減っていくため、海綿骨の占める割合が比較的多い背骨などが初めに弱くなってしまいます。 背骨が骨折をおこしてつぶれてしまうと腰が曲がってしまったり痛みが出てしまったりします。
また、身長が低くなることもあります。ただし、骨粗鬆症になっていても症状が出るとは限らないため「腰が痛くないから骨量は大丈夫」というわけではないのです。 若い人ではまず考えられないようなことで骨折することがあります。例えばたんすにぶつかったり、つまずいてころんだりというようなちょっとした原因で骨折がおきます。また、骨折する部位についても特徴があります。
背骨には軽度の「変形」から明らかな「骨折」というように、いろいろな段階の骨折がみられます。激しい痛みで動けなくなってしまうこともあると思います。しかし、痛みのないこともありますし、慢性の痛みがみられる人もいます。安静にして寝てばかりいると筋力が低下してしまいますので骨がさらに弱くなってしまう可能性があります。
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骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。
人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。
ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。
