骨粗しょう症と食事療法

日本人は慢性的なカルシウム不足だと言われていることをご存知でしょうか。日本人のカルシウム1日所要量(最低とるべき量)は600mgとされています。しかしこれは諸外国に比べてみるとかなり低いものです。それにもかかわらず、この値すら達成できていないという点が現状です。なるべく日々の食生活の中で積極的にカルシウムをとるようにしたほうがよいでしょう。

骨のためにはカルシウムだけでなく、ビタミンDなどほかの栄養素に大しても気を配ったほうがよいでしょう。カルシウムは、食べた分のすべてが吸収されるわけではありません。もちろん、個人差もありますし、食品によって含まれるカルシウムの吸収されやすさが違います。カルシウムをたくさん含んでいる食品やカルシウムが吸収されやすい食品をつとめてとるように心がけたほうがよいでしょう。

ビタミンDは食品から得られるほかにも、日光に当たることによっても皮下で合成されていきます。また、腎臓・肝臓でビタミンDが活性化されることによって腸でのカルシウムの吸収を助けてくれます。スナック菓子、インスタント食品、炭酸飲料にはたくさんのリンが含まれています。リンは体に必要な栄養素なのですが、とりすぎるとカルシウムの尿中への排出を促進してしまいます。これらの食品をとりすぎることは注意したほうがよいでしょう。

骨粗しょう症予防ガイド 新着情報

骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。

人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。

ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。