骨粗しょう症と運動療法について

骨粗しょう症の治療のためには運動療法という方法もあります。これは骨をいたわりながら強くするといった方法です。骨粗鬆症の患者さんは、すでに骨折をおこしていたり、おこしやすくなっている場合があります。しかし、運動などはしないで安静にしたほうがよいのでは?と考えがちなのですが、これは間違いです。運動をしないでいれば骨は次第に弱くなっていきます。

骨に適度な力(主に体重)をかけることによって骨の強さは維持されています。例えば、宇宙飛行士は無重力に近い状態にいます。そのため体重が骨にかからず、意識して運動をしないでいれば短期間で骨の量が飛行をする前より低下したというデータがあります。また、運動によって筋力が維持されますので反射神経もよくなります。そして、転びにくくなるとも考えられます。

骨粗鬆症の人のための運動は、散歩をしたり立っている時間を長くしてみたり買い物には歩いて行くようにするとよいでしょう。あとは家の掃除をしたりエレベーターを使う代わりに階段を使うというように、特別にスポーツでなくても体を動かすことができればよいと考えられます。また、運動は続けて行うことが必要だといえます。散歩であれば30分くらいは続けましょう。そして毎日運動をおこなうことが効果的です。

骨粗しょう症予防ガイド 新着情報

骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。

人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。

ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。