カルシウムをどれだけ食事で摂る?

骨粗しょう症対策には、カルシウムを食事でどれだけとればよいのでしょうか?カルシウムの吸収率や排泄率は個人差があります。標準的な値がありますので参考にしてみてもよいでしょう。カルシウムの収支をプラスにするためには、1日560mg以上のカルシウムを食物からとる必要があるといわれております。

これは日本人のカルシウム1日所要量600mgとほぼ同じ量です。毎日25mgの「骨の貯金」をするためには、資料を参考にしてみると1日のカルシウム摂取量は800mgとなります。一方で、海外での「51歳以上の女性でホルモン補充療法をしていない人のカルシウム1日摂取量」の場合は、アメリカでは1,500mgでヨーロッパでは1,000mgというように定められています。

ビタミンDはカルシウムを効率よく吸収するために必要な栄養素だといわれています。ビタミンDは食物にも含まれておりますが、日光浴をすることによって皮下で合成される成分でもあります。皮膚の中にある「プロビタミンD」が紫外線の作用でビタミンDとなり、ビタミンDは肝臓・腎臓で「活性型ビタミンD」に変化し腸からのカルシウムを吸収するサポートをしてくれます。

骨粗しょう症予防ガイド 新着情報

骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。

人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。

ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。