骨粗鬆症のある高齢者は、ささいな衝撃でも骨折してしまうことがあります。その原因の主なものに「転倒」があります。そのため、つぎのような症状のある方は、転倒には十分に注意したほうがよいでしょう。たとえば膝や足に痛みがある人は、とっさの時にふんばりがきかないため、転倒してしまう恐れがあります。手足の麻痺や、歩行困難がある人もそうです。
足はもちろんですが、転びかけたときに物につかまることができないため、手の麻痺も転倒につながる可能性があります。次にめまいを起こしやすい人です。めまいが転倒につながることがあります。眠くなりやすい薬や血圧の薬などを服用している人もとっさのときの動きが鈍くなりやすいため転倒する場合があります。また、血圧の下がる薬の場合はめまいなどから転倒する恐れがあります。
視力が弱い人は足元が見えにくいので危ないです。また、うす暗いところで見えにくい方は段差や障害物につまずくことがあります。耳の遠い人は車のクラクションや自転車などに気づかずにぶつかって転倒する可能性があります。 このような問題を抱えている方は、主治医に相談してその対策をとるようにしましょう。痛いところは治療するようにして、視力にあった眼鏡などを使う、杖を使うようにする、動きやすい服装を心がける、靴は運動靴をはくというような対策をとりましょう。
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骨粗しょう症ってどんなものなのでしょうか。近年では、骨粗しょう症という「骨がもろくなる病気」が一般の方にもよく知られるようになりました。それでは このように「有名な病気」になってしまったのでしょうか。それはこの骨粗しょう症が一般的には高齢になるほどその程度が強くなるため、高齢化社会を迎えている日本では骨折の患者さんは年毎に多くなっているためです。
人の体はたくさんの細胞からできており、もちろん骨にも細胞があります。骨を作る細胞と溶かす細胞があります。これらの細胞が働いて骨が出来たり、壊されたりしています。そして骨も絶えず新陳代謝をしています。正常の骨では、作られるのと壊されるのとが同じ割合のために骨の強さや厚さはある一定に保たれています。しかし何かこれらの細胞の働きに影響する変化が起きれば二つの細胞の働きにアンバランスを生じてしまい、骨が柔らかくなったり、硬くなりすぎたりすることもあるのです。
ほとんどの場合には弱くなります。これが骨粗しょう症なのです。骨粗しょう症の人は、太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折してしまうと寝たきりに発展する恐れがあるのです。しかし、骨がもろくなるのは「老化」と考えてしまい、予防や治療を行わずに放置する場合が非常に多いとも言われています。骨粗しょう症を放置してしまうと骨折の危険性が高まってしまい高齢者は骨折から寝たきりへとつながってしまうこともあります。骨粗しょう症は「単なる老化」ではなくて治療が必要な「病気」だということをきちんと理解しておきましょう。
